タイトル等
常設展 第1期 彫漆の系譜
会場
高松市美術館
会期
2005-04-02~2005-06-05
休催日
月曜日(但し、休日と重なる場合はその翌日)
開催時間
火~金曜日 9:30~19:00 土、日、祝 9:30~17:00(入室はいずれも閉館30分前まで)
観覧料
一般 200円(160円)/高・大生 150円(120円)/小・中生 無料
※( )内は20名以上の団体料金
主催者
高松市美術館
概要
彫漆とは、器物の表面で漆を幾重にも塗り重ね厚い層を作り(百回で約3ミリの厚さ)、その上から模様を彫る技法です。塗り重ねる漆の色によって、堆種、堆黒、堆黄があり、朱と緑の漆を組み合わせたものは紅花緑葉といいます。その起源は中国の宋時代に求められ、日本には室町時代の頃にさかんに輸入され、茶人たちの間では唐物として特に珍重されました。
この彫漆を研究し、日本独自の優れた彫漆を生み出したのは、江戸時代末期に高松で活躍した讃岐漆芸の祖・玉楮象谷でした。象谷は中国や東南アジアの漆芸の影響を強く受け、彫漆のほか、蒟ま、存清の技法を考究のすえ完成させました。その後、明治末ころには讃岐漆器と讃岐彫の店「百花園」とその周辺で石井磬堂、高橋皖山、鎌田稼堂らが緻密で優れた意匠の彫漆作品を生み出し、磬堂の一番弟子となった音丸耕堂は豊かな色漆を駆使した大胆な意匠の作品を制作し、後に重要無形文化財彫漆保持者に指定されています。また昭和に入り、磯井如眞と如眞を中心に結成された「工会」の谷澤不二松らは、アール・デコや構成主義の影響を受けた斬新な意匠の彫漆作品を制作し、讃岐漆芸に新機軸を打ち立てています。
このたびの展示では、さまざまな様相を見せながら展開した讃岐漆芸における彫漆の系譜を11作家、31点の作品によりご紹介します。
ホームページ
http://www.city.takamatsu.kagawa.jp/kyouiku/bunkabu/bijyutu/
展覧会問合せ先
高松市美術館 Tel. 087-823-1711
会場住所
〒760-0027
香川県高松市紺屋町10-4
交通案内
■ 車で
高松中央ICから
県道43号線を北へ約4km、県道155号を西へ約1km、国道11号を北へ約1km 美術館通りへ

高松西ICから
県道178号を北へ約2km、国道11号を東へ約4km、上天神交差点を北に約4km 美術館通りへ

■ 飛行機で
高松空港から
高松空港リムジンバス 「兵庫町」下車 約30分 750円 徒歩約4分

■ 電車で
JR 高松駅から
徒歩約15分 中央通りを南へ

ことでん 片原町駅から
徒歩 片原町商店街、丸亀町商店街を約10分

■ バスで
・JR高松駅から ショッピング・レインボー循環バス西廻り
「紺屋町」下車 150円 徒歩約3分

・JR高松駅から 東方面下り、南方面下りほか(通勤特急など除く)
「紺屋町」下車 150円 徒歩約3分

・JR高松駅から まちバス
「丸亀町参番街」下車 100円 徒歩約3分

・高速バス
「県庁通り」下車 徒歩 約8分 中央通りを北へ

■ 自転車・バイクで
無料地下駐輪場
美術館通り(美術館北側の通路及び、美術館西側の通路) からスロープを下った位置に入口がございます。
ご利用時間は、美術館の開館時間に準じます。
大型二輪でお越しの方は、駐輪場をご利用いただけません。受付までお申し出下さいませ。
ホームページ
https://www.city.takamatsu.kagawa.jp/museum/takamatsu/
香川県高松市紺屋町10-4
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