マン・レイの「ペシャージュ(Pechage)」。
ペシャージュ?辞書をひいても出ていません。それはマン・レイが造った言葉なのです。Peche(ペッシュ/桃)+Paysage(ペイサージュ/風景)=Pechage。
<桃の風景>というところでしょうか。
横尾忠則さんの「解かれた第七の封印―画家の誕生」には有名なフラ・アンジェリコの「受胎告知」が借用されています。でも天使から予告されたのは
<画家の誕生>。つまり横尾さん自身の誕生であり、芸術の誕生についての絵画でもあるようです。しかも飛び交うUFOからすると、天使はUFOに乗って来たのか?宇宙からの使者なのか?
現代美術は難しいと思っている人も、手がかりが見つかれば楽しめるものです。「解読」展は少しのヒントから現代美術を<解読>していただく展覧会dす。