ジャスパー・ジョーンズ(Jasper Johons)は1930年アメリカのオーガスタで生まれた作家です。戦後ニューヨークでのデビューとともに、星条旗や標的等の単純で強烈なイメージによって注目されるようになります。ジョーンズの特徴は、デュシャンがヨーロッパからもたらした現代美術の知性的側面と、戦後アメリカ社会が産み出したポップな感性的側面を高度なレベルで統合した独自性にあります。今日に至るまでの現代美術のトップランナーとしての評価は、その独自性の持続力によるものといえるでしょう。本展では、ジョーンズの作品約20点を中心に、当館コレクションから東西の現代美術100点以上を併せて展示します。