タイトル等
もの派再考
会場
国立国際美術館
会期
2005-10-25~2005-12-18
休催日
毎週月曜日
開催時間
午前10時~午後5時、金曜日は午後7時(入館は閉館の30分前まで)
観覧料
券 種 一般 大学生 高校生
当 日 830円 450円 250円
前売券 700円 350円 200円
団体券 560円 250円 130円
※団体券は20名以上
概要
「もの派」は、戦後日本美術の指標ともなるべき重要な動向であり、今なお多くの問題を提起する美術運動であり続けています。
「もの派」とは、一つの教義や組織に基づいて集まったグループではありません。1968年頃から1970年代前半にかけて、石や木、紙や綿、鉄板やパラフィンといった<もの>を素材そのままに、単体であるいは組み合わせることによって作品としていた一群の作家たちに対して、そのように呼ぶようになりました。彼らは日常的な<もの>そのものを、非日常的な状態で提示することによって、<もの>にまつわる既成概念をはぎとり、そこに新しい世界の開示を見いだしたのです。
これまでの<作品>概念に大きな転換を迫る、こうした作品群が生み出されるようになったのは、1968年10月に神戸須磨離宮公園で開催された「第1回現代彫刻展」において関根伸夫が制作した、大地を円筒形に掘り下げ、それと同形となるように土塊を円筒形に積み上げて対比させた作品《位相-大地》の出現が大きな役割を果たしたと言われています。日本で哲学を学んでいた李禹煥は、この作品に対して「新しい世界」との「出会い」を可能にする普遍的な様相として論じることで、「もの派」の一つの理論的な基盤を提示しました。
本展覧会は、定説となりつつあるそのような「もの派」発生のメカニズムに対して、現実空間と虚構空間との差異を表現主題とした高松次郎周辺から起こった動きや、物質と人間との緊張した関係を探求していった同時代的動向など、「新しい世界」を求めて既成の表現から逸脱した方法を取っていた多くの作家たちの作品や行為を検証することによって、時代様式としての「もの派」を、今、再び問い直そうとする試みです。
ホームページ
http://www.nmao.go.jp/
展覧会問合せ先
06-6447-4680(代)
会場住所
〒530-0005
大阪府大阪市北区中之島4-2-55
交通案内
電車をご利用の場合

■京阪
中之島線 渡辺橋駅(2番出口)より 南西へ徒歩約5分
淀屋橋駅(7番出口)より土佐堀川を越え 西へ徒歩約15分

■地下鉄
四つ橋線 肥後橋駅(3番出口)より 西へ徒歩約10分
御堂筋線 淀屋橋駅(7番出口)より 土佐堀川を越え西へ徒歩約15分

■JR
大阪環状線 福島駅 / 東西線 新福島駅(2番出口)より 南へ徒歩約10分
大阪駅より 南西へ徒歩約20分

■阪神
福島駅より 南へ徒歩約10分

■阪急
梅田駅より 南西へ徒歩約20分

バスをご利用の場合

■中之島ループバス「ふらら」
淀屋橋駅(4番出口) 西へ100メートル 「淀屋橋」(土佐堀通/住友ビル一号館前)より 「市立科学館・国立国際美術館前」下車すぐ

■市バス
JR大阪駅前より53号・75号系統で「田蓑橋」下車、南西へ徒歩約3分

※美術館には専用駐車場はありません。
ご来館は、電車・バス等をご利用ください。
心身に障害のある方で車でのご来館を希望される場合は、美術館北側の有料駐車場をご利用いただきますようお願いします。
ホームページ
http://www.nmao.go.jp/
大阪府大阪市北区中之島4-2-55
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