19世紀後半のフランス、アール・ヌーヴォー芸術を代表する工芸家エミール・ガレ。本展覧会はガレの没後100年を記念し、その幅広い創作活動の全貌を、約200点の出品作品により解き明かすものです。出品作品のうち約40点は、オルセー美術館、エルミタージュ美術館など、海外の美術館からの選りすぐりの名品で、過半数が日本初公開。なかでもデンマーク王室のコレクションは、現在でも王室内の一角を華麗に飾っているものです。また国内からも北澤美術館の名品や、今まで公開されていなかったポーラ美術館のコレクションが出品されるなど、ガレが達成した広範な創造の世界と奥深い芸術への理解を深める絶好の機会となる展覧会です。