豊田郡吉名村(現竹原市吉名町)に生まれた池田勇人元首相は、旧制忠海中学校、旧制第五高等学校、京都帝国大学を卒業し、大蔵省へ入省しました。その後、大蔵次官を最後に退官、昭和24年衆議院初当選後すぐに第3次吉田内閣で大蔵大臣に就任しました。昭和35年には第1次池田内閣が誕生、東京オリンピック開催を集大成に戦後日本の経済復興の基礎を築くなど政界で活躍しました。
没後40年の今年、池田勇人元首相の業績や、故郷竹原を愛した素顔を紹介する展覧会を開催いたします。写真をはじめ、愛用していた灰皿や酒器、絶大な信頼を受けていた吉田茂元首相からの書簡など111点と、当館所蔵品「池田コレクション」41点を展示し、池田勇人元首相の魅力をお伝えいたします。