本展覧会は、大正の夢や感性の表われといえる華宵の作品が、これからも大正という時代とともに永く語り継がれていくようにとの願いをこめ、企画いたしました。
華宵の画業は広告、雑誌の表紙絵・口絵、絵本や小説の挿絵から日本画にいたるまで多岐にわたります。本展では、各分野の代表的な作品を選び、作品にまつわるエピソードや好んで描かれた世相・風俗を紹介しています。また当時の大衆文化に関連する資料も多数展示し、どの作品から見ても楽しめる構成としています。
展覧会を通して、大正ロマンの雰囲気を満喫していただければと思います。