この度、ルーヴル美術館の古代エジプトコレクションが日本ではじめて本格的に公開されます。
19世紀、砂に埋もれた古代エジプト文明を再発見し、知られざる過去に光を当てたのは、ルーヴル美術館の初代館長、ドゥノンをはじめ、ヒエログリフ(神聖文字)の解読者として有名なシャンポリオン、カイロ博物館の前身を創設したマリエットなどルーヴルの学者たちでした。約55,000点に及ぶ膨大なルーヴルのエジプトコレクションは、彼等の輝かしい功績の足跡を示しているといえます。
豊富さと質の高さで名高いばかりか、ナイル川流域の古代人とその生活を再現するための世界的見地から主要な情報源でもあるこのコレクションが日本に初上陸します。
古代エジプト人の素顔はいかなるものだったのか?人々はどのように生活していたのか?この展覧会では、ルーヴルの学者たちが解明した「古代エジプト人と生活」に焦点を定めて選りすぐりの名品、約200点を紹介し、当時の人々の生き生きとした様子や豊かな精神性に触れていきます。
われわれ現代人が自らの生活をあらためて見つめなおすきっかけともなる興味深い機会をどうぞお見逃しなく