当館では、3年連続で「愛媛の名工 ふれあい展」の開催を予定しております。この展覧会は、本県で長年に渡り、伝統的な工芸品の作成に従事してきた、匠の技を紹介するものです。郷土の工芸に焦点を当てた展覧会は、平成10年の新館開館以来、初めての試みとなります。
第1回目の今展では、焼き物、金工を中心に、10人の作家による作品約100件を展示します。出品作家は、砥部焼の松田哲山、酒井芳人、工藤省治、米田南光、白潟八洲彦、菊間瓦の柚山高勝、菊地壮三郎、建築板金の久保賀運、和釘の白鷹幸伯、新居浜魔鏡の高橋妙龍です。愛媛の風土の中から生まれた工芸品の数々をこの機会に是非ご高覧下さい。
学芸員 武田信孝