1985年の開館以来、新潟市美術館では「近代の美術」「現代美術の動向」「新潟の昨日・今日・明日」という三つのテーマに基づいて収集をすすめてきました。
2005年10月現在の収蔵数は、312作家、3,056点に至っており、これらは日ごろ常設展示室でみなさまにご紹介しております。おかげさまで、市内はもとより県内外からも、企画展を上まわるたくさんの方々にご来館いただき、大変喜んでいただいております。
また近年は、国内や外国の美術館との研究協力、交換展の開催、作品貸出しの機会も増え、他地域や国外からも当館のコレクションが注目されるようになりました。あらためて、みなさまのあたたかいご理解とご支援に、深く感謝申し上げます。
そこで、このたび開館20周年を記念いたしまして、日ごろみなさまに親しまれてきた収蔵作品を一堂に会する展覧会を開催いたします。
当館では、収蔵作品を「絵画」「版画」「立体」「写真」「書跡」「資料」の6つの分野にわけて収蔵しておりますが、そのほぼ半数を占める「絵画」作品を対象に、今年度は「全所蔵作家展 I」として構成しました。収蔵する絵画の作家数は180人にのぼりますが、そのすべての作家の作品を、第1期「心の探求」、第2期「自然と人間」、第3期「世界をつくる」という3つのテーマにわけて、順次みなさまにご紹介いたします。
第1期 ~心の探求~ 2005年12月13日(火)~2006年1月15日(日)
第2期 ~自然と人間~ 2006年1月21日(土)~2月19日(日)
第3期 ~世界をつくる~ 2006年2月25日(土)~3月26日(日)