タイトル等
清方描く四季-秋冬-
会場
鎌倉市鏑木清方記念美術館
会期
2005-11-27~2005-12-18
休催日
毎週月曜日
開催時間
午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
観覧料
一般 200円 小中学生100円
(20名以上は団体割引あり)
概要
豊かな自然に恵まれた日本の四季は、初秋から晩冬にかけて様々な表情をもっています。
鏑木清方画伯の描く作品は、季節のうつろいを様々なかたちで表現しています。秋風の立つ中、着物の裾をかき合わせる女性、あるいは紅葉を背景にした人々や、雪あそびをする少女など、人物のふとした仕草、手にしている品々や着物の模様、あるいは背景などに描かれた季節の草花や風物などから、読み取ることができます。例えば、清方の美人画の代表作「築地明石町」では、秋風の吹く中、着物の裾をかき合わせる女性のふとした仕草に粋な風情を感じます。
清方の描いた美人画はほとんどが、特定の人物をモデルにしたものではありません。その中で、今回展示する「築地明石町(下絵)」に登場する女性は、人物が誰なのか、特定することが出来る数少ない作品のひとつです。モデルとなったのは小説家の泉鏡花から紹介されて入門した女性で、そのたたずまいに惹かれ、スケッチをとり、写真を手元に置き制作しましたが、立ち姿は清方の長女が務めています。
今回は、この数十年間、美術館で展示されることのない「築地明石町」を、下絵でその面影を追えるように、遺されたスケッチや写真などから、制作の過程をお楽しみいただくとともに、それに関わる「築地明石町の船・詞」、「朝夕安居 朝(下絵)」、「東京 築地川(画集『東京と大阪』より・毎日新聞社刊)」なども併せてご覧いただけます。
また、「菊慈童」、「孤児院」、「寒月」、「滝野川観楓(下絵)」、「雪旦(下絵)」など、初秋から晩冬を主題にした作品や下絵なども含め、43作品、57点から、移りゆく季節の風情をお楽しみ頂きます。
ホームページ
http://kamakura-arts.or.jp/kaburaki/
展覧会問合せ先
Tel.0467-23-6405
会場住所
〒248-0005
神奈川県鎌倉市雪ノ下1-5-25
交通案内
JR横須賀線・江ノ電「鎌倉駅」下車、小町通りを北に徒歩7分左折。
※駐車場・駐輪場はありませんので、公共交通機関をご利用下さい。
ホームページ
http://www.kamakura-arts.or.jp/kaburaki/
神奈川県鎌倉市雪ノ下1-5-25
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