東京国立博物館 法隆寺宝物館の法隆寺献納宝物は、奈良・正倉院宝物と双璧をなす古代日本美術の貴重なコレクションです。正倉院宝物が奈良時代、8世紀中ごろの作品を中心とするのに対して、それよりもさらに古い飛鳥時代(7世紀~8世紀初め)の仏教美術を数多く含むことが大きな特色です。これらの宝物は、明治11年(1878)に奈良・法隆寺から皇室に献納され、戦後国に移管されたもので、総数300件あまり、そのうちの11件が国宝に、181件が重要文化財に指定されています。
谷口吉生氏の設計による建築(1999年にオープン)も見どころのひとつ。その美しい景観と居心地のよい空間で、人気のスポットです。
2005年秋~2006年春にかけて、特集陳列や特別公開、さらに特別公開企画にあわせた連続講座を開催します。この機会にぜひ、法隆寺宝物館へお立ち寄りください。