長坂コレクション
本展で紹介される作品は、長野県の自動車関連会社社長、長坂剛氏の収集によるものです。社用で訪れたパリでルーヴル美術館の名作に感銘を受けた氏は、以後30年近くにわたってヨーロッパ絵画を収集してきました。そのコレクションは、あえて巨匠中心の作品収集を避け、同時代の埋もれた画家たちの優れた作品にこだわったものです。近年の美術史見直しの動向を先取りするようなユニークなコレクションといえます。本展では、この長坂コレクションから58点を選りすぐって、古き良きヨーロッパ絵画の古典美の精華をご紹介します。