■内容
古来わが国の芸術は世界に誇るもののひとつであり、印象派などの19世紀以降の西洋美術にも大きな影響を及ぼしました。本展では、コレクションより、平安・江戸・近代、各時代の日本美術を精選し、わが国が育んできた美意識をみます。
優美でたおやかな平安時代の古筆、自由な個性が花開いた桃山~江戸期の絵画・工芸品、西洋の影響を摂取しつつも伝統的な美意識を融合させ、新たな美を生み出した近代日本画―――伝統の美の世界を全65点でお楽しみください。
■主な作品
書
伝・小野道風《小島切》(平安時代)
伝・藤原行成《亀山切》(平安時代)
伝・藤原行成《久松切》(平安時代)
伝・藤原佐理《筋切通切》(平安時代)
日本画
《竹籬図》(桃山時代)
俵屋宗達《伊勢物語・墨田川図》(江戸時代)
尾形光琳《三十六歌仙図》(江戸時代)
葛飾北斎《冨嶽三十六景・凱風快晴》
横山大観《霊峰不二山》
上村松園《新秋》
小林古径《八重山吹(瓶花)》
安田靫彦《王昭君》
前田青邨《激流》
村上華岳《聖蓮華》
奥村土牛《文楽》
福田平八郎《筍》
速水御舟《芙蓉》
山本丘人《残春》
工芸
《黄瀬戸茶碗》(桃山時代)
《鼠志野秋草文額皿》(桃山時代)
《備前平鉢》(桃山時代)
《伊賀耳付水指》(桃山時代)
《伊賀耳付花入》(桃山時代) 初公開
《織部亀甲文州浜形手鉢》(桃山時代)
板谷波山《黒飴瓷草花文水差》
富本憲吉《金銀彩羊歯角飾筥》
平櫛田中《霊亀随》