タイトル等
平成17年度 秋季展 山口蓬春と茶の湯
~蓬春夫妻が愉しんだ茶道具たち~
会場
山口蓬春記念館
会期
2005-08-20~2005-10-16
休催日
月曜日、但し9月19日(月)、10月10日(月)は開館、翌日(火)休館。9月23日(金)開館。
観覧料
一般 400円 高校生以下 無料
団体割引 20名以上の団体 50円割引(1週間前までに予約した場合)
連携割引 連携館の入場券所持者 50円割引
概要
新日本画の世界を拓いた山口蓬春(1893~1971)は、東京美術学校日本画科を卒業後、伝
統的な技法を基盤としつつ広く内外の芸術を吸収し、戦後は時代感覚を意識した「蓬春モダニズム」と形容される独自の世界を創り出しました。その制作の舞台となったのは、明るい陽光があふれる葉山御用邸近くの自宅兼アトリエでした。
北に山を背負い、庭は700坪、南下りの理想的なたたずまい、瀟洒な数奇屋造りの家と丹精をこめた日本庭園―夫妻の暮らしたその空間に彩りを添えたのは、夫妻が収集した茶道具でした。
春子夫人は宗へん(※「偏」の字をぎょうにんべんにした字)流の茶人で、葉山の自宅では茶事を催していたようです。蒟醤(きんま)の菓子器や桃林宗陽の茶杓など、華奢で繊細な茶道具を好んでいたように思われます。また蓬春も夫人同伴で茶会に赴いたり、同世代の陶芸家との交流の中で茶碗や花入などのうつわを収集していきました。夫妻が愉しんだ茶道具からは夫妻の会話や暮らしぶりまでが伝わってくるようです。
本展では蓬春コレクションから季節の取り合わせとして、蓬春夫妻が催したお茶事をイメージして、掛物・釜・水指・茶入・茶碗・菓子器を陳列し、併せて季節の日本画や素描を展示いたします。本展を通じて蓬春夫妻が大切にしていた「和敬清寂」の境地を偲んでいただければ幸いです。

【主な展示予定作品】
・山口蓬春《扇面流し》 昭和5(1930)年
・銭選《瓜虫図》中国・南宋-元時代 12世紀-14世紀
・《三島茶碗》 朝鮮・李朝時代 16世紀
・《李朝白磁水指》 朝鮮・李朝時代 18世紀
・《老松茶器》 鏑木清方画、銘 松風 昭和時代
・《茶杓》 桃林宗陽作 江戸時代
ホームページ
http://www.jrtf.or.jp/hoshun/
展覧会問合せ先
山口蓬春記念館Tel.046-875-6094
会場住所
〒240-0111
神奈川県三浦郡葉山町一色2320
交通案内
■電車でお越しのお客様
JR逗子駅 (横須賀線・湘南新宿ライン) → 京浜急行バス 3番乗場

新逗子駅 (京浜急行線) → 南口 2番乗場

海岸回り葉山行 (逗12)、「海岸回り福祉文化会館行 (逗11)」にて約18分
「三ヶ丘・神奈川県立近代美術館前」下車 徒歩2分
※ただし、土・日・祝日等は大変混みあう可能性がありますのでご注意ください。

【ルート案内】バス降車後、逗子に戻りながら信号機付横断歩道を通り過ぎ、山口蓬春記念館の電柱広告を右折し小道を上り、看板に沿って徒歩2分で正門に到着します。

■車でお越しのお客様
逗子ICから逗葉新道、県道207号線経由で約7km
ホームページ
https://www.hoshun.jp/
神奈川県三浦郡葉山町一色2320
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