タイトル等
模写・模造と日本美術
―うつす・まなぶ・つたえる―
会場
東京国立博物館
会期
2005-07-20~2005-09-11
休催日
月曜日、ただし8月15日は開館
開催時間
9時30分~17時、金曜は20時まで、土・日曜は18時まで(入館は閉館の30分前まで)
観覧料
一般420円(210円) 大学生130円(70円)
※平常料金でご覧いただけます。
※( )内は20名以上の団体料金です。
※高校生以下と万65歳以上の方は無料。
概要
うつすこと まなぶことは 美の創造の原点だ!
作品をうつす「模写・模造」は、洋の東西を問わず多くの芸術家によって繰り返し行われてきました。たとえばローマ時代には、ギリシャ彫刻の名作が数多く大理石に模刻されました。中国(明)に渡った室町時代の画聖・雪舟は、模写によって異国の画風や技法を学び、それを礎に多くの傑作を生み出しました。そして雪舟の作品は、江戸時代の狩野派の画家たちに盛んに写されているのです。一般に模写・模造は「ほんもの」ではない価値の低いものとされています。しかし、美術工芸の製作の過程では「模写・模造」こそが、さらなる創造を生み出す原点であり、古典の再生をもたらす原動力となってきたのです。

「古典にまなべ」岡倉天心と近代美術の巨匠たち
この展覧会では、明治初期、フェノロサの哲学を受容し、近代日本美術の構築に奔走した岡倉天心を中心にした模写・模造事業に焦点をあてます。東京美術学校長であり、帝国博物館美術部長であった天心は日本画の横山大観や下村観山、木彫の竹内久一など新進気鋭の美術家に古典美術の模写・模造をさせました。模写・模造が日本美術にさらなる創造をもたらしたことは、その後の彼らの輝かしい活動をみれば明らかです。普段あまり公開されることのない、これら巨匠たちによる模写・模造作品を一堂に展示し、近代日本美術の原点をご覧いただきます。

文化財を永遠につたえる「模写・模造」
高松塚古墳壁画や法隆寺金堂壁画の模写、正倉院宝物の模造なども展示。文化財を「つたえる」という模写・模造の大きな役割にも注目します。
ホームページ
http://www.tnm.jp/
展覧会問合せ先
03-5777-8600(ハローダイヤル)
会場住所
〒110-8712
東京都台東区上野公園13-9
交通案内
■公共交通機関でお越しの方

JR上野駅公園口、または鶯谷駅南口下車 徒歩10分
東京メトロ 銀座線・日比谷線上野駅、千代田線根津駅下車 徒歩15分
京成電鉄 京成上野駅下車 徒歩15分
台東区循環バス「東西めぐりん」で上野駅・上野公園バス停から乗車し、1つ目のバス停が東京国立博物館前(2分)。

(!) 展示をご覧になる方は正門からご入館ください。


■お車でお越しの方

首都高速道路 上野線 上野出口 5分

(!) 東京国立博物館には駐車場はありません。

車椅子でのご来館の場合は当館総務課までご相談ください。一般の方は駅周辺の駐車場をご利用ください。
ホームページ
https://www.tnm.jp
会場問合せ先
03-5777-8600 (ハローダイヤル)
東京都台東区上野公園13-9
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