日本美術史上、ひときわ華やかな光彩を放つ「琳派」。館蔵品より国宝「白楽茶碗 銘 不二山」(本阿弥光悦作)を始め、俵屋宗達や尾形光淋、酒井抱一ら、「琳派」と称される人物たちの手になる作品を集め、長野県下で初の琳派展となります。
尾形光淋「牡丹図」(『光琳百図』所載)や酒井抱一筆「紅白梅図屏風」は長らく非公開でしたが、久しぶりにお目見え致します。また、奈良市の大和文華館から名品5点(重要文化財「沃懸地青貝金貝蒔絵群鹿文笛筒」伝本阿弥光悦作、「伊勢物語図色紙(六段 芥川)」俵屋宗達筆、「色絵夕顔文茶碗」尾形乾山作、「四季花鳥図押絵貼屏風」渡辺始興筆、「瓶花図」酒井抱一筆)が特別出品され、琳派の美の世界をご堪能いただきます。