イームズ夫妻、チャールズ・イームズ(1907-78)とレイ・イームズ(1912-88)は20世紀アメリカを代表するデザイナーです。一般的に「イームズ・チェア」と呼ばれ、世界中で親しまれている数々の椅子を世に送り出したことで知られています。夫妻は、成型合板やスチール、プラスチック等の素材から、シンプルかつ斬新なデザインの椅子を創り出したのです。それぞれの椅子が完成するまでには、数多くの試作品が制作されました。
そして夫妻は家具だけではなく、建築や映像、展覧会プロジェクトと活動分野を広げ、”イームズデザイン”を世界中に広めたのです。
本展覧会は多数のイームズ・コレクションを所有する、ドイツのヴィトラ・デザイン・ミュージアムとアメリカ議会図書館が合同企画したものです。世界各国を巡回した展覧会がついに日本へと上陸しました。
この展覧会は6つのセクション、生涯 Biography、空間 Space、文化 Culture、美 Beauty、科学 Science、家具 Furnitureにより、イームズ夫妻の魅力の秘密を探ります。