19世紀後半、モネやルノワールらの伝統に囚われない作風は<印象派>と呼ばれました。以後、主題や色彩をより自由に表現する画家が多くなり、20世紀に入るとマティスらの<フォーヴィスム>、ピカソ、ブラックらの<キュビスム>といった革新的な作風が次々と生まれ、パリを中心に近代美術は多様に展開していきました。
本展では、当館所蔵作品より、印象派以降のフランス絵画を主にヨーロッパ近代美術の名作70点を一堂に展観いたします。モネ、ドニ、クノップフの初公開作品3点を加え、より充実したメナードコレクションで優雅なひとときをお過ごしください。
◇主な作品
マネ《黒い帽子のマルタン夫人 》 ルノワール《横顔の少女》
ルソー《工場のある風景 》 ゴッホ《一日の終り(ミレーによる)》
アンソール《仮面の中の自画像》 カンディンスキー《切片(せっぺん)》
マティス《ヴェールをかぶった女》 ルオー《女曲馬師(きょくばし)》
ドラン《ビリヤード 》 クレー《イエロー・ガール(帽子をかぶった婦人)》 レジェ《4人の自転車のり 》 ピカソ《オルガ・ピカソの像》
《静物=ローソク・パレットと牡(お)牛(うし)の頭》
ブラック《青いテーブルクロス》 シャガール《夏=収穫と落穂拾い》
モランディ《静物》 ミロ《女と鳥》
ニコルソン《屋上=セント・アイヴス》 デルヴォー《捧(ささ)げもの》
ビュッフェ《石油ランプ》
◇初公開作品 3点 クロード・モネ《チャリング・クロス橋》
モーリス・ドニ《ダンス》
フェルナン・クノップフ《婦人像》