学校のプールは、夏を中心に児童・生徒が水泳の授業で利用し、学校によっては、夏期休暇地域もの開放されています。
また、秋、冬、春も水は貯められた状態で、防火用水などとしての役割を担っています。
この秋、冬、春の時期に、プールをちゃっかりと自分たちの生活の場にしている生きものたちがいることをご存知でしょうか。平成15年秋から約1年間、市内の小学校6校を調べた結果、立地条件や周辺環境の違いによる差はあるものの、予想していた以上の生きものを確認することができました。
今回の企画展では、調査した各小学校で確認された生きものを、標本や生体、写真で展示するとともに、調べかたやプールを訪れる他の生きもの、プールの生きものを利用した学校での様々な実践などを紹介します。水域としてプールを生活のよりどころとしている生きものの存在を知っていただくとともに、理科や総合的な学習の時間などの参考になればと思います。