■地元作家コーナー:青柳喜兵衛
福岡市出身で火野葦平らの北九州グループとも親交のあった画家、青柳喜兵衛の独特の文人画的境地を示す静物画、風景画、人物画を展示。
■近代美術コーナー:人物画特集
ドガ「マネとマネ夫人像」、ルノワール「麦わら帽子を被った女」、坂本繁治郎「海岸の牛」のほか、中村研一、児島善三郎などを展示。
■東洋コーナー:日本画
東山魁夷、堅山南風、小野具定ほか、戦後の日本画を紹介します。
■コンテンポラリー・アート・コーナー:「具体美術協会」特集
1950~60年代、関西を拠点として活動した「具体美術協会」。リーダーの吉原治良をはじめ、元永定正、白髪一雄、金山明など、それまでの美術作品の制作方法にとらわれない斬新な彼らの活動は、戦後日本の重要な前衛活動として世界的にも評価されています。
■テーマ・コーナー:北九州を美術する
北九州という場を背景に制作された作品(活動)を紹介します。場の持つ力を作品(活動)に取り込む試みは、単なるお国自慢に終わってしまうのか、それとも、国境や時代を超える力をもちうるのか。美術活動とローカリティ(地域性)ひいては美術館活動とローカリティについて考えます。星野順一、平野遼、芦馬治雄、小島敬三郎、フランク・ステラ、川俣正、島袋道浩、鈴木淳。