日本人にとって、山は富士、花は桜、といっても過言ではないほど、世代を超えて人気があります。その富士と桜を特集した切手展を、桜の季節に開催します。
日本切手に、最初に富士山が登場したのは、1922(大正11)年です。切手の収集家には「富士鹿切手」と呼ばれる普通切手で、富士山と鹿と菊の御紋を描いたものでした。その後も、国立公園切手、記念切手、ふるさと切手と、何回も切手になりました。
桜の切手の発行は富士山よりも早く、1872(明治5)年の手彫りによる切手でした。一般には封書10円時代のピンクのソメイヨシノが桜の切手として馴染み深いでしょう。
新旧とりまぜた富士と桜の饗宴を、この機会にぜひお楽しみください。