唯一無二の造形的な美しさと面白さ。茶人たちの美意識を感じる
酒田の豪商本間家に伝来した茶道具には、財政支援の御礼として庄内藩主酒井家から拝領・伝来したものをはじめ、本間家の菩提寺である浄福寺の住職 菊池秀言から受け継いだもの、酒田の迎賓館として利用された「清遠閣」(現在の本間美術館本館)で客人をもてなすために用いたものなどがあります。その中には、各時代を象徴するような中国産の「唐物」、朝鮮半島産の「高麗物」、日本産の「和物」の名品がそろっており、当館を代表するコレクションにもなっています。本展は、本間家で大切に受け継がれてきた茶道具の名品を展観するものです。
唯一無二の造形的な美しさと面白さ、茶人たちの美意識を感じていただければ幸いです。