「総合計画」とは、現在の熊本市をとりまく各種の課題を踏まえつつ、将来のめざすまちの姿の実現に向けて策定する、長期的なまちづくりの方針のことです。少子高齢化や相次ぐ自然災害、急速に進展する社会のデジタル化への対応など、さまざまな課題を抱えるのなかで、わたしたちの地域はどのような未来像を描き、進んでいくことができるのでしょうか?
本展では「感じる計画!」をキーワードに、8つのビジョンと響き合う美術作品やイメージ映像の展示、ワークショップの開催などさまざまな形をとおして、この「総合計画」のエッセンスをお伝えします。
行政は各種のデータをもとに、熊本市がめざすまちの姿を構想し、それを実現するための具体的な諸施策を積み上げていますが、同時にまちの明るい未来のためには、そこに住むひとりひとりが地域の状況に関心をもち、みずから行動していくことも重要です。市民のみなさんがこれからのまちづくりのあり方を考えていくきっかけとして、本展が役割を果たすことができれば幸いです。
熊本市第8次総合計画展について
アートには気持ちを動かす力があります。
今回の展覧会「熊本市第8次総合計画展 感じる計画! PLAN TO FEEL!」には、はっきりとした目的があります。それは、展覧会を訪れた人の気持ちがフワリと動き、熊本市の未来に繋がって行くことです。
8つのビジョンからなる総合計画をテキストで理解するだけではなく、感じる力で自身とリンクしてみよう!という、行政と美術館が一緒になって取組む全国初の試みの展覧会です。
「熊本市第8次総合計画展 感じる計画! PLAN TO FEEL!」の感じ方に正解はありません。
一人ひとりの違いは、その人らしさです。
らしさの色が多彩であったほうが豊かになり、ひとりひとりの色も周りの色々な色でより、その色らしく見えてくるでしょう。
そして、ひとりひとりの色が集まったまちの未来は、そのまちらしさの色あいが見えて来るでしょう。
だれもが、その人らしい未来へ。
感じる計画。感じる計画。感じる計画。
感じる計画。感じる計画。感じる計画。
感じる計画、感じる計画。
第8次熊本市総合計画。
PLAN TO FEEL。
本展企画監修 日比野克彦