国内外で活躍を続ける写真家・石内都。その活動の拠点を横浜から生地桐生に移し6年が経過しました。本展では、デビュー作《絶唱、横須賀ストーリー》に先立つ1976年、桐生周辺の風景がモチーフとなった《はるかなる間》から、2007年にスタートし独自のまなざしで撮り続けている《ひろしま》の新作をはじめとする代表的なシリーズに、ヴィンテージブリントを多数加えた構成でご紹介します。また、桐生の街で撮りためた《From Kiryu》を初公開します。当館の全展示室にわたり、石内都が向き合ってきた時間の層を旅します。