つなぎ美術館が開館20周年記念事業として2021年に開催した写真展「ユージン・スミスとアイリーン・スミスが見たMINAMATA」では、アリゾナ大学クリエイティブ写真センター(Center for Creative Photography)とアイリーン・アーカイブの協力を得て、約4万点のネガの中から未発表を含む約70点をアイリーン・スミスの監修により新たにプリントして展示し、そのほとんどを会期終了後に収蔵しました。2021年の展示から3年ぶりの公開となる本展では、名作写真集『MINAMATA』から世界に水俣病の惨劇を伝えた写真24点と地域の日常を捉えた写真22点を展示します。