高松琴平電気鉄道「ことでん」を題材に、SF劇画で香川郷土史を探求する「電磁車輌コトディーン」。ご当地SFとして2019年からユニークな展開を続ける同作品の軌跡を、原画、グッズ、その他資料により辿ります。
『電磁車輌コトディーン』は、香川のアート・グループ「野口会館」が高松琴平電気鉄道と協力し、その沿線における歴史や風土をモチーフに創作した仮想郷土物話です。緻密に練り込まれた脚本と、様々なカルチャーに触発された芸術性の高いイラストレーションは美術の枠を越えて様々な分野で高い評価を受けています。展示では初公開となるコトディーンの様々な資料を通じて、その創作の秘密、楽しさの奥に広がる魅力的な世界観に迫る企画になっています。