竹久夢二の「夢二美人」に代表される憂いを含んだ女性像や、モダンなライフスタイルを反映した新しい女性たちの姿が大正から昭和初期にかけて数多く描かれました。
長い時間と情熱をかけてそうした「美人画」を蒐集してきた培広庵氏のコレクションから、上村松園や北野恒富、島成園、土田麦僊ら京都大阪を主に活動の舞台とした画家や、江戸浮世絵の流れをくむ鏑木清方、伊東深水、山川秀峰ら、東西美人画家の名品約160点を特別公開します。過去20年以上にわたり開催された、培広庵コレクション展のなかでも最大規模の展覧会になります。作品をとおして時代と世相、各画家ならではの表現、女性美のありようの変化を楽しめる必見の展覧会です。