このたび池田20世紀美術館では、「―奏でる色彩・変容するフォルム―酒井信義の世界」を開催いたします。
酒井信義(1944年生まれ)は、1969年東京藝術大学大学院美術研究科修士課程修了。在学中の1967年大橋賞を受賞、1971年新制作協会展新作家賞受賞(1968年から1973年まで出品)。倉吉博物館やモナコ国立美術館への出品、諏訪市美術館での個展、その他グループ展の開催、また絵本・新聞挿絵の制作など、多くのファンを魅了してきました。
酒井信義は、リアルに浮かぶ心象を目の前の景色と重ねて描くなど、造形性(意識)を土台にして、「今」を、「リアリティー」を感じさせる絵画を追求しています。
今展では、いままでの酒井信義が辿ったスタイルの変化を観ていただけるよう、響きあう色彩とフォルムで描かれた初期から近作・新作の代表作約50余点を一堂に展示します。酒井信義の世界をお楽しみください。