ベイスギャラリーは大西量明が代表となりました。
8年ぶりの企画展として、高橋信行の個展「絵になる景色」を開催いたします。
ご高覧いただきますようご案内申し上げます。
高橋信行の作品には茫洋とした、軽やかな印象が伴っています。
それは彼が瞬時に受けたその風景の持つ素性に沿った結果であり、出来上がった絵画は膨大な時間を経て変容しながらも、 その風景の印象をもたらす起源を明らかにしています。
高橋は「絵になる景色」を描く。
絵になる、それは絵画を見る私たちの内で風景が涵養され、新しい心象が生まれるプロセスを表した言葉に思えます。
本展は8年ぶりに開廊する最初の展覧会です。
展示作品は従来の自然の風景に加えて、画廊周辺―日本橋茅場町や兜町―の風景も題材に選ばれています。