数学の魅力を繊細な切り絵で表現するアーティスト、岡本健太郎先生の展覧会を水田美術館で開催する運びとなりました。
岡本先生は、「切り絵」という絵画手法を用いて、現代数学の奥深い世界を、鮮やかな色彩と精緻なデザインで切り出します。作品は、全て手作業により紙を切り抜いて作成されており、細かい穴になると0.1mm程度にもなります。
また、展示される作品(約50点)は、幾何学の世界に登場する不思議な図形を中心に、フラクタルやトポロジーといった現代数学に登場する様々な要素を取り入れ、多様な数学の世界を味わうことができます。
本展では、今までにない数学の「美しさ」や「面白さ」といった、新たな視点を提供し、数学に興味を持つ方やアートを楽しむ幅広い層に向けて、驚きと感動をお伝えすることを目標としています。
また、作品は数学の知識がなくても鑑賞できるだけでなく、数学への探求心や洞察力が刺激されると思います。数学の魅力と芸術の融合を楽しむ機会として、ぜひ足をお運びください。
城西大学学長所管研究
「芸術に現れる美の歴史的、数理的、データサイエンス的解釈と相互関係の考察」プロジェクトチーム