この度、長島美術館では2023年(令和5年)、冬の小企画展として「大寺聡おーてまてぃっく展」を開催致します。この展覧会は、鹿児島で活動しているイラストレーターである大寺聡氏の作品を展示するものです。
大寺氏は、日置市の伊集院町で生まれ、東京の国立市で育ちました。小学6年生の時に見た映画「スター・ウォーズ」に衝撃を受けた後、イラストレーターの道に進むことを考え始めます。そして、1990年に武蔵野美術大学デザイン学科を卒業され、東京でフリーのイラストレーターとして活動。2000年に都会の集合住宅での暮らしに疑問を感じた大寺氏は、亡き父の故郷である 日置市吹上町に活動拠点を移します。
現在は、武蔵野美術大学卒業生のグループ展「む展」や、長島美術館の貸会場で開催されている「ぞ展」に参加し、鹿児島マラソンのポスターデザインや、数多くの企業のイラストを手掛けるなど活躍されていらっしゃいます。
今回は、大寺氏の若い時代の作品から新作まで展示し、大寺氏のこれまでの軌跡や、作品に込められたメッセージを知っていただきたいと思います。
大寺氏の作品による時間旅行を、ぜひお楽しみください。