亀井昭伍(カメイ株式会社・相談役)の蝶切手コレクションより、アジアの各国で発行された蝶の切手を展示いたします。
アジア地域の気候は、冷帯から温帯、亜熱帯・熱帯など様々で、東・西アジアなどの温帯・冷帯地域には、クモマツマキチョウ、キベリタテハ、アカボシウスバシロチョウなど、色彩は控え目ですがとても愛らしい蝶が生息し、東南アジアなどの熱帯地域には、ヤイロタテハやオオルリオビアゲハのように色鮮やかで大型の蝶も生息しています。蝶の切手も多彩な種類が各国から発行されてそのお国柄を示しており、日本固有種のギフチョウ、台湾固有種のフトオアゲハなど、その国を代表するような蝶も切手に登場しています。また、1950年に英領サラワク(現マレーシア)から発行されたアカエリトリバネアゲハの切手は、世界最初の蝶の切手として有名です。
蝶展示室において、世界各地の蝶の標本約14,000頭を常設展示していますので、どうぞ合わせてご覧下さい。