タイトル等
夭折の画家 須藤康花
光と闇の記憶
魂を塗り込めた絵と詩
母は子供である私に対し手をついて泣きながら謝った。
自分が代わりに死ねばどんなに良かったかと私は幾度もそう思った。
又右胸がしくりと痛んだ。
私はこの痛みが私と母をつなぐ暗黙の証のような気がした。
会場
松本市美術館
会期
2023-12-09~2024-03-24
休催日
月曜日(休日の場合は翌平日)、年末年始(12月29日~1月3日)
開催時間
9時~17時
(入場は16時30分まで)
観覧料
当日 大人1,000円 大学高校生・70歳以上の松本市民700円
前売・団体 大人800円 大学高校生・70歳以上の松本市民500円
前売販売期間は12月8日まで。上記金額でコレクション展示もご覧いただけます。
※団体は20名以上 ※中学生以下無料、障がい者手帳携帯者とその介助者1名無料
※大学高校生と70歳以上の松本市民は、観覧当日、証明書(学生証、免許証等)の呈示が必要

プレイガイド
[前売券、当日券とも]窓口販売:松本市美術館
オンラインチケット:美術館公式HPからお求めいただけます。
ただし、70歳以上の松本市民の観覧券の取扱いはありません。
[前売券のみ]井上百貨店、こばやし画材、シナノ画房、手塚信古堂
主催者
松本市美術館
協賛・協力等
共催/SBC信越放送、信濃毎日新聞社、市民タイムス 特別協力/康花美術館
概要
闘病の末、30歳という若さで夭折(ようせつ)した画家・須藤康花。
最愛の母親が思春期に他界し、本人も病魔との永い闘いを強いられます。生と死との葛藤の間で絵や詩を通して“光”の世界を追い続け、自らの心の底知れない“闇”と対峙し続けました。
須藤康花は、1978年、福島県に生まれ、父親の仕事の関係で横須賀市、札幌市、沼津市、東京、長野県麻績(おみ)村に転居しています。神奈川に在住した幼少期、ネフローゼ症候群を発症して入退院を繰り返しながら、描くことに執着していきます。2001年からは多摩美術大学で版画を研究しながら、週末には麻績村で父とともに農作業に勤しみますが、2007年、同大学院修了と同時期に癌発症の告知を受けます。須藤は自らの生の終わりをさらに強く意識しながらも創作に没頭していきました。
死期を予感する中で描かれた人物、自画像、心象風景や自然風景、そこに込められた歓びと苦悩、希望と絶望、生と死。あまりにも短すぎる生涯に残した作品は1000点余り。それらの散逸を防ぐため、2012年に、父親が松本市内に康花美術館を設立、作品を大切に守り続けています。本展は康花美術館の全面的な協力のもと、知られざる須藤康花の全貌に迫る初めての大規模回顧展です。
イベント情報
対談会「須藤康花の世界を読み解く」
講師/須藤正親氏(康花美術館館長)、小川稔(松本市美術館館長)
日時/1月27日(土) 14:00~15:30
会場/松本市美術館 多目的ホール
料金/無料 定員/先着50名
申込/12月9日(土)から美術館HPまたは電話(0263-39-7400)にて

当館学芸員によるギャラリートーク
日時/1月18日(木)、2月22日(木)、3月8日(金)各日14:00~
料金/無料(当日有効の本展観覧券が必要)
定員/先着10名程度
申込/不要。企画展示室前に集合

ワークショップなどの展覧会最新情報、オンラインチケットのご購入は、松本市美術館公式ホームページをご覧ください。
ホームページ
https://matsumoto-artmuse.jp/exhibition/special/39782/
会場住所
〒390-0811
長野県松本市中央4-2-22
交通案内
■ JR松本駅から
・タウンスニーカー(市内周遊バス) 東コース [松本市美術館]下車
・松本駅から 徒歩12分

■ 松本バスターミナルから
アルピコ交通バス・横田信大循環線 [松本市美術館]下車

■ 長野自動車道 松本インターチェンジから
長野自動車道 松本インターチェンジから 車で15分
ホームページ
https://matsumoto-artmuse.jp/
長野県松本市中央4-2-22
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