福島隆壽氏は1931年岡山県津山市に生まれ東京藝術大学美術学部を卒業した後、2回の日展特選に選ばれるなど日展を舞台に活躍してきました。地元を描いた風景画から人物の群像表現へと大きく変化しながら90歳を超える今なお精力的に作品を制作しています。また美術教師として長きにわたり教壇に立ち続け、鳥取大学や岡山大学等で多くの美術教育者・作家を育ててきました。本展では、岡山県を代表する日展画家・福島隆壽氏の画業を顕彰するとともに、画学生時代から教職時代を経て現在に至るまでの画家としての眼差しの変化を約40点の作品から探ります。