映画やドラマ、舞台、音楽、そして写真活動など幅広く活躍する俳優、佐野史郎による写真展を開催します。本展は、彫刻の森美術館2024年カレンダーのための撮影を依頼したことから実現しました。
カレンダーに採用された作品は、野外彫刻美術館を題材にしており、デジタルカメラやフィルムカメラの他、〈ピンホールカメラ〉という古典的な撮影方法も用いています。小さな穴から差し込む光線を通じて像がフィルムに焼き付けられるピンホールカメラによって、独特な質感と精緻なディテールが生み出されています。これらの作品は、昔ながらの技法と現代の視点が見事に融合し、佐野の写真家としての原点を表現しています。
さらに、佐野家に保管されているアルバムや、これまでに撮影した作品と共に佐野の写真活動を辿る「佐野史郎写真史」を自ら綴り、展示いたします。
(全89作品を展示予定)