水木しげると親交が深い荒俣宏氏と京極夏彦氏の監修のもと、かつてない規模で水木しげるの魅力を明らかにします。これまで未公開だった漫画の原画のほか、「少年天才画家」と呼ばれた青少年時代の絵本やスケッチ、紙芝居、貸本などを展示して画業をふりかえるとともに、「妖怪研究家」として世界中で収集した民族コレクションも初公開します。また本展のために描き下ろした絵巻「水木しげるの人生絵巻」は、わんぱく少年から漫画家として大成功し現在も活躍をつづける、水木しげるの人生を一覧することができます。
どのような状況下にあっても、子どものころの純真な好奇心を失わず、今なお筆をとる水木しげるの姿は、私たちに心のふくらみをあたえてくれます。約1000点のさまざまな資料により「水木しげるワールド」のすべてを大展観します。