- タイトル等
PATTERNS AND VARIATIONS
宮本三郎 絵画の変奏曲
- 会場
- 世田谷美術館分館
宮本三郎記念美術館
- 会期
- 2023-10-07~2024-03-10
※展覧会の会期および内容が、急遽変更や中止になる場合もございます。会期中の最新情報は美術館ウェブサイト等でお知らせします。
- 休催日
- 毎週月曜日(ただし、祝・休日と重なった場合は開館、翌平日休館)、10月9日(月・祝)、1月8日(月・祝)、2月12日(月・振替休日)は開館、10月10日(火)、1月9日(火)、2月13日(火)は休館、年末年始(12月29日~1月3日)
- 開催時間
- 10:00~18:00
(入館は17:30まで)
- 観覧料
- 一般200円(160円)、大高生150円(120円)、65歳以上/中小生100円(80円)
*障害者の方は100円(80円)、ただし小・中・高・大学生の障害者は無料。介助者(当該障害者1名につき1名)は無料。証明書をご提示のうえ、お申し出ください。
*( )内は20名以上の団体料金
* 世田谷区内在住・在学の小・中学生は土、日、祝・休日は無料
- 概要
洋画家・宮本三郎(1905-1974)の画業を振り返ると、めまぐるしいほどの画風の変遷に驚かされる一方で、ひとつの主題をさまざまなヴァリエーションで描いていたことがわかります。たとえば1930年代半ば頃の、浴衣をまとった女性を描いた作品では、背景に配したテキスタイルや金魚鉢など、マティスの影響を思わせるモティーフが共通する作例が複数存在します。それらは同じ画題を描きつつも、モデルのポーズや構図、あるいはカンヴァスの寸法そのものにも違いがみられるなど、宮本の創意工夫と試行錯誤の跡がみてとれるものです。
ほかにも、同じセッティングで裸婦を描きつつ、抽象化の度合いを幾通りか試した1950年代の一連の作品や、同一のモデルに同じようなヘアスタイルやポーズをとらせながらも、全体をまとめる色調を赤、青、緑などに変えて制作を重ねるなど、画面上に変化をもたらす実験的な試行の痕跡がうかがえるものもあります。
これらは単に本作と習作といった関係性にとどまらず、画家の創造のヴァリエーションとして、また、宮本の探求心の表れとして、鮮やかな印象を放っています。宮本が制作の拠点とした、アトリエ兼住居に遺された作品群をまとめて収蔵する宮本三郎記念美術館ならではの彼の着想そのものに触れることのできるコレクションといえるでしょう。宮本三郎の旺盛な探求心によって展開される、絵画の変奏曲をお楽しみください。
- イベント情報
- 会期中の関連イベントについては、ウェブサイトをご覧ください(決定次第、随時更新)
- ホームページ
- http://www.miyamotosaburo-annex.jp/exhibition.htm
- 展覧会問合せ先
- TEL.050-5541-8600(ハローダイヤル)