自己の内にある抽象化されたかたちを表出する。時の移ろい、光と影、水面の揺らぎ、風の気配を感じながら筆を走らせる。
版を重ねることにより、線と色が響き合い、フォルムを形成し、イメージの世界を創造する。
それは無限に続く創作のよろこびでもあります。
ひとつの空の下、共生をテーマに生きるよろこびが感じられる作品であることを願っています。
2012年、病に倒れ、版画を辞めましたが、2018年に再びリトグラフ、銅版画を制作することになりました。この数年のコロナ禍を経て、初めての個展になります。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。