タイトル等
生誕120年
古賀忠雄展
塑造(像)(そぞう)の楽しみ
会場
練馬区立美術館
2階展示室
会期
2023-11-17~2024-02-25
休催日
月曜日
(ただし1月8日(月・祝)、2月12日(月・休日)は開館、
翌1月9日(火)、2月13日(火)は休館 年末年始12月29日-1月3日)
開催時間
10:00~18:00
(入館は17:30まで)
観覧料
観覧無料
主催者
練馬区立美術館(公益財団法人練馬区文化振興協会)
協賛・協力等
助成:公益財団法人 花王 芸術・科学財団
概要
練馬区に長くアトリエを構えていた彫刻家・古賀忠雄(1903-1979)を紹介する展覧会です。
佐賀県佐賀市に生まれた古賀は、高等科を卒業後佐賀県立有田工業高校図案絵画科に入学し、教師であった日本画家・腹巻丹丘に才能を認められました。1926年には東京美術学校彫刻科塑像部本科に入学。在学中の1929年第10回帝展に《佛心》を出品し初入選。その後帝展で活躍し、戦後は日展の評議員、理事を務めながら、日本彫塑会委員長、日本陶彫会会長などを歴任しました。古賀は、ロダンやブールデル、北村西望等の影響を受け、写実の中にやや誇張した表現を取り入れながら、安定した形態を持つ人体や動物を多く制作しています。その作品は地元の佐賀県や練馬区内をはじめ、全国各地の公共空間にも設置されています。
本展では、こうした古賀の活動の中から「塑造(像)」に注目します。明治期以降、立体制作に対しては「彫刻」という言葉がほぼ定着してきました。古賀の肩書も「彫刻家」ですが技法としては塑造を用いた作家です。木や石を彫り刻む技法「彫刻(carving)」に対し、粘土などを足し引きし形を生み出す「塑造(modeling)」で作られる塑像は、作品の制作過程や作家の姿勢に、他ジャンルとは少々異なるポイントがあります。例えば、作家が生み出したオリジナルの原型はもとより、職人の手を経てブロンズなどに鋳造されたモノが完成作とされることが多くあります。また同じ型から複数の作品が世に出ていきますが、版画のように複製性を示す記号はほとんど見られません。さらにその複製が公の場に設置されることで地域や時代に組み込まれていき、作品や作者の存在が後退していく場面もあります。塑造(像)には、美術館に所蔵され飾られるオリジナルの絵画等とは異なる視野があるのです。
本展では約30点の塑像に加え区内または他地域に設置された作品をパネルで紹介し、古賀作品の魅力はもちろん、塑造(像)を様々な側面から見て考える楽しみを提示します。
イベント情報
①彫刻/塑造(像)トーク
【A】小田原のどか(彫刻家・評論家)「戦中の古賀忠雄作品と彫刻家たち」
2月4日(日) 14:00~15:30
【B】木下直之(静岡県立美術館館長)「男性裸体像について」
2月17日(土)14:00~15:30
【C】当館学芸員によるギャラリートーク
12月9日(土)※手話通訳付、1月13日(土)14:00~(30分程度)
◎事前申込不要、当日美術館ロビーにお集まりください。

②美術講座「セメントで作るマイモニュメント」
日時 1月7日(日)10:30~17:00・14日(日)14:00~17:00【2日制】
講師 水野谷憲郎(彫刻家)
定員 中学生以上・10名(要事前申込・抽選)
費用 未定(美術館ホームページまたは11月1日号のねりま区報をご覧ください)
【申込締切】12月22日(金)必着

③美術講座「年度で「私」をかたちづくる―塑造と型取り―」
日時 1月27日(土)・28日(日)10:30~17:00【2日制】
講師 中谷ミチコ(彫刻家)
定員 中学生以上・10名(要事前申込・抽選)
費用 未定(美術館ホームページまたは11月1日号のねりま区報をご覧ください)
【申込締切】1月12日(金)必着

④アート de ねりまち関連まちあるき「屋外彫刻とまちの記憶を巡ろう」
日時 11月18日(土)【A】10:30~12:30 【B】14:00~16:00
11月19日(日)【C】10:30~12:30 【D】14:00~16:00
定員 中学生以上・各回10名(要事前申込・抽選)
【申込締切】11月2日(木)必着

⑤鑑賞プログラム「トコトコ美術館Vol.47 テーマ:かお」
日時 11月25日(土)【A】10:30~12:00 【B】14:00~15:30
11月26日(日)【C】10:30~12:00 【D】14:00~15:30
定員 3~6歳の未就学児+保護者・各回5組(要事前申込・抽選)
【申込締切】11月10日(金)必着

⑥鑑賞プログラム「あかちゃんと家族の鑑賞会」
日時 12月2日(土)【A】10:30~11:30 【B】13:30~14:30
定員 0~2歳の乳幼児とそのご家族・各回10名(要事前申込・抽選)
【申込締切】11月17日(金)必着

⑦鑑賞プログラム「拡大!美術館Vol.6 テーマ:かお」
日時 12月3日(日)【A】10:30~12:30 【B】14:00~16:00
定員 小学生・各回8名(要事前申込・抽選)
費用 300円(材料費)
【申込締切】11月17日(金)必着

※費用の記載のないものは無料、講師の記載のないものは当館学芸員が担当します。

申込み方法
美術館ホームページ各イベント情報の申込フォームまたは往復ハガキにてお申し込みください。[往復ハガキの場合]①イベント名(④⑤はA~D、⑥⑦はABの別も)②住所③氏名(ふりがな)④年齢(学年)⑤電話番号を記入の上、練馬区立美術館へ。
※Eメールでの申込みは受付しておりません。
※②③④⑦は1通のハガキで2名まで、⑤は1組(お子さま1-2名+保護者1名)応募可(連名で記入)。
※1つのイベントにつき1通のハガキで申込みのこと。まとめての応募は不可。

アート de ねりまち
アートマルシェを開催します!
1月20日(土)、21日(日)
・ワークショップ・パフォーマンス
講師:山本高之(美術作家)
・当日参加のワークショップ
・美術館と美術の森緑地での各種出店
・貫井図書館スタッフによる絵本の読み聞かせなど
詳細は美術館ホームページをご覧ください
ホームページ
https://neribun.or.jp/event/detail_m.cgi?id=202308191692438180
会場住所
〒176-0021
東京都練馬区貫井1-36-16
交通案内
【鉄道】
西武池袋線 「中村橋」駅 徒歩3分
※改札は1か所です。改札を左に出て、線路沿いの道を石神井公園駅方面に130メートル先の右側です。

都心からも意外に近い!
・池袋駅から 16分 (西武池袋線 各駅停車利用)
・渋谷駅から 約30分 (東京メトロ副都心線直通 急行利用)
・有楽町駅から 約40分 (東京メトロ有楽町線直通 各駅停車利用)
・六本木駅から 約40分 (都営大江戸線利用、練馬駅で乗換)

【バス】
関東バス 「中村橋」停留所より 徒歩5分
・阿佐ヶ谷駅北口~中村橋 【阿01】系統 終点
・荻窪駅北口~中村橋 【荻06】系統 終点
・荻窪駅北口~練馬駅 【荻07】系統 「中村橋」下車
ホームページ
https://www.neribun.or.jp/museum.html
東京都練馬区貫井1-36-16
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