- タイトル等
杉本博司 本歌取り 東下り
- 会場
- 渋谷区立松濤美術館
- 会期
- 2023-09-16~2023-11-12
前期:9月16日|土|-10月15日|日| 後期:10月17日|火|-11月12日|日|
※会期や開館時間、イベント等変更する場合があります。
最新情報は、当館ホームページ等でご確認ください。
- 休催日
- 月曜日(9月18日、10月9日は開館)、9月19日(火)、10月10日(火)
- 開催時間
- 午前10時~午後6時
(入館は午後5時30分まで) ※毎週金曜日は午後8時まで(入館は午後7時30分まで)
- 観覧料
- 一般1000円(800円) 大学生800円(640円) 高校生・60歳以上500円(400円) 小中学生100円(80円)
※( )内は団体10名以上及び渋谷区民の入館料
※土・日曜日、祝休日は小中学生無料
※毎週金曜日は渋谷区民無料
※障がい者及び付添の方1名は無料
リピーター割引:観覧日翌日以降の本展会期中、有料の入館券の半券と引き換えに、通常料金から2割引きでご入館できます。
- 主催者
- 渋谷区立松濤美術館
- 協賛・協力等
- 特別協力:公益財団法人小田原文化財団
- 概要
杉本博司(1948~)は、和歌の伝統技法「本歌取り」を日本文化の本質的営みと捉え自身の作品制作に援用し、2022年に姫路市立美術館でこのコンセプトのもとに「本歌取り」展として作品を集結させました。
本歌取りとは、本来、和歌の作成技法のひとつで、有名な古歌(本歌)の一部を意識的に自作に取り入れ、そのうえに新たな時代精神やオリジナリティを加味して歌を作る手法のことです。作者は本歌と向き合い、理解を深めたうえで、本歌取りの決まりごとの中で本歌と比肩する、あるいはそれを超える歌を作ることが求められます。西国の姫路で始まった杉本の本歌取り展は、今回、東国である東京の地で新たな展開を迎えることから、「本歌取り 東下り」と題されました。本展を象徴する作品である《富士山図屏風》は、東国への旅中に、旅人が目にする雄大な富士山を描いた葛飾北斎の《冨嶽三十六景 凱風快晴》を本歌とした新作で、本展で初公開となります。またこの他にも、書における臨書を基に、写真暗室内で印画紙の上に現像液又は定着液に浸した筆で書いた《Brush Impression》シリーズなど、本展は新作を中心に構成される一方、中国宋時代の画家である牧谿(もっけい)の水墨画技法を本歌取りとした《カリフォルニア・コンドル》など、杉本の本歌取りの代表的作品も併せて展示します。さらに、室町時代に描かれたと考えられる《法師物語絵巻》より「死に薬」を狂言「附子」の本歌と捉え、その他の8つの物語と共に一挙公開致します。
現代の作品が古典作品と同調と交錯を繰り返し、写真にとどまらず、書、工芸、建築、芸能をも包み込む杉本の世界とその進化の過程をご覧ください。
- イベント情報
- 1 Noh Climax上映×スペシャルトーク
9月18日(月・祝) 午後2時-(約2時間)
地下2階ホール
杉本博司×大島輝久(能楽師 シテ方喜多流職分)×足立寛(小田原文化財団)
*約30分の登壇者によるトークののち、映像作品「Noh Climax」を上映予定
*無料(要入館料)
*定員60名(要事前申込、応募者多数の場合は抽選)
2 記念講演会「杉本博司の四方山話」
10月29日(日) 午後2時-(約1時間30分)
地下2階ホール
講師:杉本博司
*無料(要入館料)
*定員60名(要事前申込、応募者多数の場合は抽選)
1 上映×スペシャルトーク・2 記念講演会 申込方法:
往復はがきまたは当館HPの申込フォームにて承ります。
※1通または1回のお申込みにつき1名のみ申込可。応募者多数の場合は抽選となります。
[往復はがき]
〒・住所・氏名(ふりがな)・日中連絡のつく電話番号・参加希望のイベント名をご記入の上、松濤美術館各イベント係まで。
[申込フォーム]
当館HPの申込フォームで各イベントを選んでお申込みください。7/1(土)午前10時から受付開始。
※迷惑メール等の受信制限をされている方は、事前に当館からのメール「@shoto-museum.jp」が受信できるようにドメイン設定をお願いいたします。
応募締切:
「9/18上映×トーク係」8/31(木)必着
「10/29講演会係」9/30(土)必着
申込フォームは両イベント各日午後11時59分まで
|学芸員によるギャラリートーク
9月29日(金)、10月14日(土)、22日(日)
各日午後2時-(約40分)
*無料(要入館料) *事前申し込みの必要はありません
|館内建築ツアー
白井晟一設計の美術館建築を職員がご案内します。
9月22日(金)、29日(金)、10月6日(金)、13日(金)、20日(金)、27日(金)、11月3日(金・祝)、10日(金)
各日午後6時-(約30分)
*無料(要入館料)
*各回定員15名 *事前申し込みの必要はありません
|杉本狂言 本歌取り『法師物語絵巻 死に薬~「附子(ぶす)」より』『茸(くさびら)』
本展出品作《法師物語絵巻》を、杉本博司独自の解釈による本歌取りをした『死に薬~「附子」より』。これに加えて本公演では、杉本がデザインした茸の笠も必見の『茸』も上演します。杉本の「本歌取り」に基づく古典芸能の世界をお楽しみください。(出演:野村万作、野村裕基ほか)
日時:11月9日(木)午後7時(午後6時30分開場)
会場:渋谷区文化総合センター大和田4F さくらホール
渋谷区桜丘町23-2
料金:全席指定 4500円(税込)
チケット発売日:8月21日(月)午前10時から
チケット取扱(プレイガイド):ネット予約・チケットぴあ https://t.pia.jp
・ローチケ https://l-tike.com・イープラス https://eplus.jp
※渋谷区民先行優待販売もあります。お問い合わせは、渋谷区文化総合センター大和田ホール事務室まで。tel: 03-3464-3252(午前10時-午後7時)
◎杉本狂言公演に関するお問い合わせは、(公財)小田原文化財団まで。
tel: 0465-42-9170(午前9時-午後5時/水曜日、臨時休館日を除く)
email: [email protected]
- 展示替え情報
- ※会期中、一部展示替えあり
- ホームページ
- https://shoto-museum.jp/exhibitions/201sugimoto/