「百聞は一見に如かず」という言葉があるように、私たちは目で見たモノからたくさんの情報を受け取っています。中でも、動きを記録する映像は、より多くの人に情報を伝えるため、その映像を見て楽しむため、今の様子を記録しておくため、と様々な理由で撮影が行われます。過去に記録され、今に残された映像を見てみると、映っている人々の表情やしぐさ、立ふるまい、道具の使い方、そして撮影した人の思いなど、静止画からだけでは知ることのできない当時の空気感まで伝わってくるような気がします。
当館では資料として保管されている8mmフィルムなどの映像用フィルムのデジタル化を進めています。今回は、デジタル化された昭和30年代から40年代の美濃加茂市を中心とした映像を解説とともに展示いたします。実際に映像をご覧いただくことで時をこえて当時の人々の息遣いを感じていただければと思います。