北九州市立美術館は、1974年に西日本で初の本格的な公立美術館として開館し、本年度で開館30周年を迎えます。この当館開館30周年を記念して「30年の歩み」展を開催いたします。
美術館の特徴は、どのような展覧会を企画・開催したか、どのような美術作品をコレクションしているかに表れます。
このたびの30周年記念展では、1974年の開館当時から2004年の現在まで、当館がこれまで開催してきた主要な展覧会を展覧会ポスターやカタログなども交えて紹介します。それに加え、各時代の北九州市の時代背景を写真や年表などのビジュアル資料を用いて紹介します。
また、当館が前身の八幡美術館の時代から長年にわたり収蔵し、形成してきた美術作品コレクションの魅力を改めて掘り起こし、いつもとは違った側面からスポットライトをあてることで、いつも見慣れた作品から新たな魅力を引き出します。美術の世界を楽しむための様々な入り口を準備するために、美術の専門家だけではなく、他の分野の第一人者を交えながら、複数の視点から美術作品に接するイヴェントを開催します。