これまで世界120カ国以上を巡り、ありとあらゆる“奇妙なもの”を対象に撮影を続けてきた写真家・佐藤健寿(さとうけんじ)。佐藤の造語をタイトルとして2010年に出版された写真集『奇界遺産』は空前の人気を博しました。多様な文化や建築、自然が生んだ奇景、私達の目には奇妙に見える風俗など、佐藤の視点を通して紹介される世界は、見る人に多くの驚きと発見を与え、未知への好奇心をかきたててくれます。
本展は、代表作『奇界遺産』、および過去20年にわたる旅を振り返る最新作『世界』に加えて、国立民族学博物館所蔵の民族資料、さらに、パンデミック後の新作や群馬での撮り下ろしなど、200点あまりを一堂に展示します。