- タイトル等
- 会場
- 笠岡市立竹喬美術館
- 会期
- 2023-07-01~2023-08-27
- 休催日
- 月曜日(ただし7月17日、8月14日は開館し、7月18日は休館)
- 開催時間
- 9:30~17:00
(入館は16:30まで)
※7月15日(土)の夜間開館日は21:00まで開館(入館は20:30まで)
- 観覧料
- 一般500(400)円
※( )内は団体20名以上
高校生以下は無料(学生証をご提示ください)
65歳以上は無料(年齢のわかるものをご提示ください)
8月13日(日)、14日(月)、15日(火)の3日間はどなたでも入館料が無料となります
- 概要
絵画は造られるものでなく、生れるもの―小野竹喬
迷いなく引かれた線とにごりの無い色彩、見る者の心を軽くするような竹喬の本画からは、完成までに費やされた苦労などは見えません。しかしスケッチや下絵、習作を見ると、作品が完成するまでにさまざまな過程を経ていることが分かります。竹喬は、心が動いた情景をスケッチに書き留めており、無数のスケッチは何年もたってから本画になることもありました。また、下絵を見ると修正の跡や試し塗りがあり、竹喬が迷い、推敲しながら制作を進めていたことが分かります。そして、複数点残された同構図の習作からは、色や形の細部にこだわる、妥協なき姿勢が窺われます。本展では、制作過程に秘められた生みの苦しみをスケッチ、下絵、習作、本画、あわせて約120点から紹介します。
「絵画は造られるものでなく、生れるもの」(小野竹喬「生れる絵画」)昭和21(1946)年の竹喬のことばです。当時竹喬は、熱意に燃え試行錯誤を繰り返した模索の時代を経て、竹喬様式ともいえる清澄な画風を確立しつつありました。その背景には、制作上の模索と苦悩ととともに、親しい人々との別れという精神的な負荷もあり、芸術観にも変化が訪れます。「生れる絵画」というイメージもこの時期の悟りのような心境からたどり着いたものといえるでしょう。画風の変化とともにスケッチをする対象も、スケッチの仕方も変化しています。
竹喬作品に加え、竹喬美術館が所蔵するゆかりの作家の作品もあわせて展示します。作家ごとに異なる完成までの道程にも注目してお楽しみください。
- イベント情報
- 詳細は美術館にお尋ねください(0865-63-3967)
■無料開館日 8月13日(日)、14日(月)、15日(火)の3日間は無料開館日となります。
■北木石と日本画絵具で作るオリジナルアクセサリー 要予約・先着順
8月8日(火)10:00~12:00、13:30~15:30
講師●井本恵梨氏(アクセサリープランナー、LEDレジンアクセサリー認定講師)
対象●小学校4年生以上 参加費●1,500円
■日本画の絵具で竹喬さんのスケッチに色をぬろう 要予約・先着順
7月16日(日)10:00~12:00、13:30~15:30
対象●小学校4年生以上
参加費●100円
■学芸員によるギャラリートーク
7月1日(土)、8月13日(日) 各日13:30~14:30
■夜間開館とギャラリートーク
7月15日(土)は21:00まで開館
19:00~20:00にギャラリートークを行います。
- ホームページ
- https://www.city.kasaoka.okayama.jp/site/museum/50648.html