名品2 東山魁夷―深まりゆく自然と人生―
コレクションの主軸である佐倉藩出身の近代洋画の先駆者、浅井忠の作品などを中心に展示構成すると共に、特別に長野県立美術館から借用した東山魁夷の代表作の一つ《白馬の森》などの作品を、同時期に描かれた《春雪》、《秋深》と共に展示し、戦後日本を代表する日本画家、東山魁夷作品の魅力を紹介します。
絵葉書の時代2
【葉書】は1890年にドイツで考案され、たちまち欧州中に広まりました。当時、パリでは都市改造計画によって大都会が形成され、絵葉書からは、人々が都市生活を楽しむ様子が伺えます。「絵葉書の時代1」の展示資料を一部入れ替え、日本の絵葉書も併せて紹介します。
黒田重太郎と関西美術院
黒田重太郎【明治20(1887)~昭和45(1970)】は、浅井忠を中心に明治39年に京都に設立された関西美術院に学びました。その後渡欧し、キュビスムなどの表現を取り込みながら創作に励むと共に関西美術院を中心に、関西の美術界発展に尽力しました。黒田の作品を、鹿子木孟郎など関係作家と共に紹介します。