普段別々に制作している2人が「余白の形」という共通のテーマで制作しました。
岡部忍 OKABE Shinobu
日常のあらゆる場面で目に入る、視界の片隅をよぎる景色。
どこにも焦点を合わせず、ぼうっと眺めていると、ものとものとの隙間にあるはずの空間に形が見えてくる。
そんな焦点の外にある空間の中に、落ち着ける余白を探して描きたいと思います。
永井夏夕 NAGAI Kayu
過去の風景で
今の私は形作られ
でもその風景は既に何処にも存在せず
時々思い出し、夢の中に現れ
言葉にすることは難しく
無意識の中を漂っています
それらを言葉を持たない余白と捉え
形にしました
一人一人夥しい数の風景を
内包しているなら
どこかの余白の形と繋がる事も
あるかもしれない