永青文庫は、昭和25年に16代細川護立によって財団法人として設立されて以来、肥後熊本54万石の細川家に伝来した歴史資料や美術品等の文化財を保存・管理・管理・研究し、一般に公開してまいりました。
本年、当財団は創立55年目という記念すべき年を迎えました。これを記念して永青文庫が所蔵する国宝・重要文化財を一堂に公開する「財団創立55年記念 特別公開 永青文庫の国宝」展を開催いたします。
本展は、当館が所蔵する国宝8件、重要文化財31件の中から厳選した作品に重要美術品を加えて構成され、これまで当館の展示室で公開されたことのない菱田春草筆「黒き猫」、「落葉」、小林古径筆「髪」(以上3件とも重要文化財・熊本県立美術館寄託)をはじめ、来館者から観覧の要望が多い「時雨螺鈿鞍」(国宝)や、‘細川ミラー’の名で世界的に有名な「金銀錯狩猟文鏡」なども出品いたします。
永青文庫所蔵の国宝・重要文化財などの名品を一度に鑑賞できる、またとない機会をぜひお見逃しなく!