「わからなーい!」「むずかしい!」「ナンカイだ!」と、しばしば敬遠されがちな萬鉄五郎作品。
ちょっと待ってください。
絵画って「よくわかる」ものでしょうか?
写真のような絵が「きれいな絵」なのでしょうか?
絵画の見かたは人それぞれ。あなたが感じたように、思うように受けとめていいのです。
自由に、緩やかに、絵画世界の扉を開いてみませんか?
萬鉄五郎という画家は、特異な表現性と先見性が評価され、日本近代美術のなかでもひときわ光彩を放つ画家です。決して、見た目にきれいな絵を描いた画家ではありませんが、ユーモアとウィットに富んだ画家です。
本展では、イラストや漫画を使って、萬作品をゆる~くいじりまわします。お子様だけでなく、大人の方にとっても、かならず新たな発見があること受けあいです。
あくまでも、ひとつの手法として絵画の見かたや感じ方の提案です。「これ違うんじゃない?」「私はこう思うわ!」「ここはとり上げなくっちゃ!」などなど、ご覧になった皆さんの色々な意見をお待ちしております。