豪快な絵模様と大胆な色づかいの大皿で人々を魅了してやまない古九谷。日本最初の色絵磁器である古九谷は今から約350年ほど前、江戸時代初期に誕生し、当時の大名たちが開いた豪奢な宴席を華やかに彩ったのでした。
本展は、国内屈指の内容を誇る出光美術館の古九谷コレクションから、その全貌を紹介する初の展観となります。古九谷を代表する大皿約40点をはじめとして、小皿や懐石器・酒器など、およそ150点を一堂に展示する予定です。また最大の謎とされる産地問題についても、窯跡出土の陶片資料などによって研究の現状をご紹介します。